CATEGORY:M712MAXIカービン
2007年06月15日
極私的カスタム工程【その5】
★ストックのオイル仕上げとか
←ストック、木製です。ノーマル状態!
結構薄い仕上げですね、
個人的には、もうちょっと深い色にしたいところです。
ウレタン仕上げとか、着色されている場合は2~3ミリ削ってから作業するのですが、今回はこのままで施工したいと思います。
★オイルについて、
ちなみに、今回は専用のストックオイルとかワックスは使いません。(* ̄∇ ̄*) /
良く聞く「亜麻仁オイル」ですが、亜麻仁って、「亜麻の種」のことです。
良く木工用に売っている「オイル」には、着色料とかウレタンやシンナーが入っていたりするのでダメですが、健康食品としてもある「植物油」になります。
・・・で、”植物油”ってのが今回のミソです!
今回使用したのは”食用の胡麻油”(^▽^笑)
何でかといえば、ちょうど良い色が着いているから、
これも木工用に出てます。本当は松ヤニ入りのボイル油が良いのですが、柔らかな鈍い艶が欲しいのでこちらで、「体に優しいストック」を目指します(笑)
←作業中はこんな感じの色。
★施工方法
あて板(木製)に1000~1500(場合によって2000)番の耐水ペーパーを巻いて、オイルを付けながら”地味~に磨いていきます。”
ペーパーを使ったのは、油と削り粉が木目に入り込んで模様を浮き上がらせるからです。
(塗装されているものは一皮剥さないと、オイルを塗っても染み込みません)
艶出し材が入っていれば、これでもっと艶のある平滑な面になりますが、今回は古い柔らかそうな表面にしたいのでワックスも使いません。
古い軍用銃等が真っ黒なのは、オイルやワックスだと防水性がすぐ落ちるので小まめに塗り重ねられてきたのと、天然物は経年で変色するとのこと。(祖父の受け売り)
ちなみに、最近の銃は殆どウレタン仕上げです。その方が皮膜硬度もあるし、変色も僅かで防水性に優れているので、キズも付き難くメンテナンスが容易だからです。
こちらの方が判りやすいでしょうか?
←まずはノーマル
こっちが施工後→
ウレタンやニスとは違った柔らかい艶と手触りになりました。
さてさて、何気にオススメな「胡麻油(笑)」ですが、画材屋に行けば色々な仕上げ剤が手に入りますので、悩んでみるのも一興ですよ!
オススメの物や方法があったら教えてください(⌒∇⌒)ノ
ちなみに、”サラダ油”も意外と使えます(^▽^笑)
(゚∀゚*)ウマー
舐めたことは流石にありませんけど、ほんのり胡麻の匂いはしますね~
お子様と猫様がいるご家庭には優しいストックかも(^▽^笑)