CATEGORY：脱線話
2011年09月11日
天国
【天国】
男は愛犬を連れて長旅に出ていた。
しかし砂漠の真ん中で心臓発作に襲われ、男はそのまま死んでしまった。
再び目覚めたのは暗闇。
そばで愛犬が見つめていた。
男はちゃんと覚えていた。
自分が死んだこと、そして死んだ自分に何日も寄り添ったまま、愛犬が息を引き取ったこと。
犬と一緒に暗闇を歩き出すと、まばゆく輝く光のアーチが現れた。
奥には金銀でできた巨大な城。
門番に尋ねた。
「すみません、ここは何なんですか？このアーチはいったい？」
「ここは天国です」
「おお、ここが天国！感激だ！！僕は天国に導かれたのか。
ところでのどが乾いてしょうがないんですが、水を１杯いただけますか」
「どうぞ。城の中によく冷えたミネラルウォーターがあります。
ごちそうも食べたいだけどうぞ」
「さすが天国！ありがとうございます」
犬を連れて入ろうとすると、
「ちょっと待った！ペットはここより中には入れません！！」
「え・・・」
しばらく考えたが、結局男は水をあきらめて犬とともに城を後にした。
再び暗闇を歩いていると、今度は古ぼけてガタガタの木製の門が見えた。
そばで本を読んでる人がいる。
「すみません、水を１杯いただけますか？」
「中に手押しポンプがあるよ」
「それであのう・・・。犬を連れて入ってもいいでしょうか？」
「いいよ」
「ありがとう！」
男は水をくみ上げて、犬と一緒に心ゆくまで水を飲んだ。
それから門に引き返した。
「水をどうもありがとう。ところでここは何なんですか？」
「天国だよ」
「天国？！でもこの近くの光のアーチの城が天国だと・・・」
「ああ、あれは地獄だよ」
「地獄が勝手に天国を名乗ってるんですか？怒らなくてもいいんですか？」
「うん、親友を置いていく人間を選別できるからいいんだよ」
出典：Gag-O-Mactic Joke Server
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＞親友
というかウチのキジ柄の娘は、ワタクシの頭に目覚まし時計を”落として”起こしてくれたことがあります。
そのとき、唸り声を上げて苦しむワタクシを見て、隣で寝ていた妻は「ああ、良かった。生きてる。」
と思って声もかけず”そのまままた寝た”そうです。
そこでウチドコロが悪かったら、ワタクシは、やっぱりこの娘か、妻と審判を受けるのでしょうか？
（いや絶対一緒に死んでくれていないはず）
やっぱりネコでも「親友の犬」が必要なのか、それとも、心の友としてモデルガンでも抱いて寝るべきでしょうか？
ご無沙汰しております。
虚空さんの“こういった記事”が凄く好きです。
何と言いますか、こういった事を記事にしてしまわれる
虚空さんのセンス？に凄く惹かれております。
（FPGのコメ以降も毎日お邪魔しておりました）
家には犬ねこはいないのですが、白文鳥がいます。
その子（多分女の子）は親友でいてくれるのか？
って凄く考えてしまいました。
凄く懐いてくれてますけど、どうかなあって。
いつも虚空さんのこういった記事には考えさせられてます。
食いしん坊だから地獄にいそう(爆)
＞～”そのまままた寝た”そうです。
優雅な独身貴族の私に夫婦間の何たるかはわかりませんが、「ああ、良かった。生きてる」と思われただけで幸せだということにしておけば幸せな夫婦生活かもと思います。
（自信はないですがw）
同様にもし貴方が彼の世で目を覚ましたときに妻と愛猫が＜その場にいないこと＞を喜べるたなら、＜そこはもう天国の中＞なんじゃないかと思われます。
私も私が考えるためにこんな記事をときどき書いてます。
おかげで、ミリブロガーとしてはいかがなものかって感じですが(；´Д｀)
うちにも犬がいるんですが、見ていると彼女もいろいろ考えているようです。
「どうしたら遊んでくれるんだろう？」
「どうして怒られたんだろう？」
「彼は何をしているんだろう？」
勝手な想像ですがそんな感じです。“本当にそうか”はわかりませんが、
親友なり家族なりと"私がそう思える”こととは素晴らしい現象だと思います。
天国とか地獄とか考えるのは人間だけだと思うので、たぶんさっさと生まれ変わって美味しいもの食べてるかもしれませんねw