(もう予告とはだいぶ・・・orz)
★OTs-14ってなんなのさ?(アンサイクロペディア風)
OTs-14(露語:ОЦ-14 、ラテン文字表記の OC-14 とも)とは、1992年頃、当時のロシア国内軍(露語: Внутренние войска, ВВ、内務省の管轄下のためロシア内務省軍とも)から、
スチェッキンやクリンコフを使ってたんだけどイマイチだったからさー、
AKS74-Uも良いんだけどさー、ほら、俺らエリートだしフツーじゃないの欲しーしー、
俺らって体でかいじゃん、室内・市街戦で使い易い短い銃でー、
捕虜は基本取らないから威力も高い銃でよろ!
ないしょの作戦も多いから消音効果もなー!
という無茶振りコンセプトを達成すべく、マッチョサディストの内務省軍特殊部隊の監修の元、トゥーラ造兵廠(KBP機器設計局(Конструкторское бюро приборостроения)通称KBP社)のヴァレーリイ・テレシュ(Valery Telesh、主設計者)、ユーリイ・レーベジェフ(Yuri Lebedev、トリガー機構開発)らによる理系奮闘の結果、先行開発してたけど地味すぎてポシャッたOTs-12の設計を「こんなこともあろうかと」と大胆に見直したら、内示から一年という短期間で1993年に完成した。ブルパップ方式のアサルトライフル。
OTs-12はVALにも使われた消音効果の高い特殊口径9×39mm(SP-6)弾を使用できるAKS-74Uの改良版みたいな感じで作ったんだけど、「びみょー」とか言われて完成間近でドタキャンくらってひっそりと泣いた。
なんだかふっきれたし、「そーいや先輩にブルパップ作ってた人いたな~」と、消音効果の高い9×39mm弾とAKS-74Uベースのコンセプトはそのままに、機関部にバットプレート付けて、ブルパップ化したら更に短縮化できた上に銃身長も確保できたしおかげで威力も確保できちゃった♪
しかも出来上がってみたらAKS74-Uとのパーツ互換性が75%!ニコイチ可w
当然、ファイアリングシステムはAK譲りの信頼性&耐久性!
設計をより簡略に見直したおかげでAKS-74Uより分解簡単、しかも様々なバリエに変更自在♪
9×39mmのGroza-4で初速300m/秒、フルオートは毎分700発、有効射程200m、最大射程400mを実現!
マッチョサディスト野郎も、
「やればできるじゃん!」
と即採用決定!
ついでに現行はグレネードランチャーも一体で使えるようにしたらなんかかっこよくなった。
(そのハイブリッドなトリガーメカはユーリイが作ってくれたんだー♪)
コロボフおじさん馬鹿にしてたけど、今は尊敬してる!
おかげでブルパップ好きになったのでA-91とかも作ったよ!
★構造・特徴・問題・バリエーション
◎構造とか特徴
・シリーズ名として通称される"Groza" 「グローザ」(Гроза(雷雨の意))とは開発当初のプロジェクト名が忙しかったしカッコイイからそのまま使われた。
・採用戦略上の二本立て、消音効果のある口径9×39mm仕様の機種はGroza-4、AK-47の口径7.62×39mm仕様はGroza-1。おかげで、国内特殊部隊以外にも輸出したりで西側の知名度もあがった。
・マガジンも2種、7.62×39mmでは30発、9×39mmでは20発とマグも短くなって使い勝手が良い。
・ブルパップ化で余裕が出来たので、銃身はAKS-74Uの210mmより30mmほど延長、240mmにして性能向上。
・細かな改良を繰り返して現行モデルは「OTs-14-4A」、特殊部隊が運用ってことで時系列的な細かい改良がよくわからない。
・元のトリガーが機関部から野外露出(カバーのあるタイプとそれをカットしたタイプあり)
・9×39mm弾はテシニートチェマッシ社開発の隠密作戦専用の特殊口径、AK-47の7.62×39mm弾頭を9mmまでネックアップ、重量増加による銃口初速の亜音速化で減音と大口径化によるストッピングパワーの増大で殺傷力UP。静かなる殺し屋。
・AK-74の口径5.45×39mmとか西側の口径5.56mm NATOとか使うことも考えたけど、煩雑になるしやめた。(47の弾余ってるし、)
◎機関部がAKのままでブルパップにしたから問題
・機関部がAKのままなので、排莢方向を左側に変えられなかったから右利き専用。
(左利き対応なんて贅沢はお母さん許しません)
・ブルバップなので機関部が耳元でうるさい。
(不発じゃない証拠、気のせい、妻の小言よりまし)
・アイアンサイトの全長が短くて精度に欠けるけど非常用ってことで光学式照準機推奨、
(いまは良いヤツあるんでしょ)
・グレランのトリガーが銃と共通だから「うっかりグレネード発射しました」ってうっかりが心配、
(兵士なら体で覚えて(ry。)
↑上の問題はブルパップ特有だし設計時にわかってたけど、監修のマッチョ共が・・・
「そんなの気にするのはオタクと西側だけっす、軍服に身体を合せるのが軍隊っすよ!」
~と、一蹴したので問題にならなかった。
※(ブルパップに限らずこの手の問題は普通の銃でも昔から有るので、案外そうかもとか思う。)
※当ブログは一切の裏づけを保障しないので信じるか信じないかは貴方次第です。
◎バリエーションは4タイプ(口径別なら8タイプ)
※銃身長は共通の240mm。
OTs-14-4A(現行)
GP-25と一体化したグリップとセレクター付きトリガーを装備した“グレネーダー”モデル。全長610mm、重量3.6kg。
OTs-14-4A-01
GP-25を省いてフォアグリップを取り付け、重量を減らしつつ操作性を高めた、別名“アサルト”モデル。全長565mm、重量2.7kg(Fグリ未装備時)。
OTs-14-4A-02(GHK HTs-14はこれかな?)
4A-01からフォアグリップを無くした最軽量モデル。全長500mm、重量2.7kg。
OTs-14-4A-03
4A-02にサイレンサーとテレスコピックサイトを装備した隠密作戦モデル。全長720mm、重量3.6kg。