CATEGORY:M712MAXIカービン
2007年06月10日
極私的カスタム工程【その2】
こんにちは、「下地と整形編」です。
雨ですね~、神奈川は降ったり止んだりですよ(o_ _)o
自分は塗装作業自体は室内でやるんですが、終ったら窓を開け放したい人なのでこんな日は下地作りとか整形をせっせと進めます。
←まずは、ノーマルの状態から、
ABS製で艶消しに仕上げられてます。
パーカーライジング調ってところで、こうして写真でみると一見それなりに見えるのですが、けっこう「ヒケ」が隠れてるんですよ~~( ̄□ ̄|||!
ただ磨いただけだと”メラメラ”としてくるので、個人的には気になる部分は一気に平面出しをしてしまいます。
400番から800番まで仕上げました→
●曲面と凹部分を先に処理してから目立つ平面に取り掛かります(エッジがタレやすいので)
●まず400番の耐水ペーパーを当て木にピチっと巻いて軽く表面を擦ると、ヒケが見えてくるので刻印やエッジに気を付けながら整えます。
※熱中すると失敗するので注意ですよ(笑)
●私の場合、平面出しの時は金属のブロックで、曲面は硬質スポンジにペーパーを巻いています。
●トリガーガード内は「指」にぐるぐるっと!(笑)
●ペーパーをかける方向はこんな感じに一定にしておいた方が跡を消すのも楽ですし、最後にヘアライン処理をするなら邪魔になりにくいかと・・・f(^^;)
●ちなみに、深いヒケや邪魔な刻印は速乾パテや瞬間接着剤で埋めてしまっています。
普通のパテでも良いのですが、小さいものなら瞬間接着剤の方がヤセもないし、何より速いです。(≧ ≦)Ω
←スライド上面の様子
(モーゼルピストルの方ですが、ココら辺は一緒なので)
随所にパーティングラインが残っているのが判りますでしょうか?
各エッジのあたりも捲れやバリがチラホラ・・・(泣)
●私の場合は、細かい所をペーパーだけで仕上げていると、エッジを良くたらしてしまうので、最初にデザインナイフの刃を立ててザーと削ってしまいます。
処理中その1→
●その後で、当て木したりグルグルギュギュウ巻いたペーパーで、表面を整えます。
←処理中その2
さてさて、好きでこのM712を弄っているわけですが、何回やってもこの複雑な面構成はメンドクサイです。
当時の職人は加工からやってるんですから、それはそれは大変なんでしょうね~
月並みですが、”ドイツ人らしい”というか・・・ほんと頭が下がります(ー_ーゞ
※もし良かったら「俺はこうしてる」とか「ご質問」とかお気軽にコメント下さい!
秘密の技術も無いですし、教えてくれる人は神様です!(^▽^喜)