＜銃的絶対領域＞の攻防！

前回の記事中の画像の撮影に使ったモデルの紹介。

「１８世紀のベルギー製　決闘用フリントロックピストル」

きゅっと締まったボディにスラリと伸びた銃身、なかなかの美人さんです。
味も素っ気も無い、説明文ちっくなこれがモデル名らしい。（たぶんDENIXのレプリカ？）

紳士の決闘用に作られたこの手の銃はオーダーメイドのオリジナルが多く、
「なんとか伯爵モデル」とか「～～家所有」みたいに特に名前のついてないものも多いです。

あくまで「道具」なんだけど、「優雅でふさわしい」ものじゃないとダメというかKYなのが当時のセレブリティ。

現代の銃は機能美で語られますが、当時のこの手のジャンルは機能は「あればいい」という感じ。

おかげで、たいへん美しいスタイルと装飾です。

そもそも先込めフリントロックのピストル自体、撃った後は逆手に持って鈍器として殴り合ってたので（だからグリップ部分に補強が有る）＜鈍器としての美しさ＞も兼ね備えてたりします（笑）

そう思えば、人間工学的な機能美も感じるから不思議です。




★装飾用なので、

DENIXに限らず大抵１メートル以上はなれての観賞を勧められるクオリティ基準の製品作りなのですが
もとからして、流麗なスタイルに加え、象牙＋鉄＋真鍮というトリコロールなグラデーションで作られていたこの銃は、美イケメンっぷりにDENIX工場のおばちゃん達も力が入ったらしく（笑）、なかなか仕上げも丁寧だったりして手に持っての鑑賞にも耐えます。
この手のレプリカラインナップの中でも“イケメン”といえるかもしれません♪