CATEGORY:ルガーP08 8in HW

2008年07月06日

【タナカ】ルガーP08を元気にする方法【其の三】

Parabellum Pistole(独)/Luger Pistole(米)

・・・日本では「凶銃ルガーP08」(^▽^笑)

~ところでちょろっと、他所様(実銃)のカスタムを見てみる・・・

【タナカ】ルガーP08を元気にする方法【其の三】


 ( ̄ー ̄(_ _( ̄ー ̄(_ _ ウンウン


【タナカ】ルガーP08を元気にする方法【其の三】


 ( ̄ー ̄)(ー_ー)( ̄ー ̄)(ー_-) ウムウム


 ブルバレル ってどうっすか?\(o ̄∇ ̄o)

といったところで、本線復帰!

★ブローバックエンジンをカスタムしてみる!

ちなみに今回、<市販カスタムパーツ>の組込はございません。
なので<ノーマル加工>で<ブローバック機構のバランスを変える>ことを手段にしています。
なんらの保証も出来ませんし、なにより<元には戻せなくなる>ので、

 <ちょっぴりの勇気と自己責任においてのみ、参考にして下さい&お願いします。>


でわでわ!

前回の最後でピストンの後退量なんかに触れて、ストロークの短さにちょっちビックリしましたが、
タナカP08(後期型)の、リコイルの弱さはまだまだ秘密があるみたい・・・。

~てなわけで、P08のブローバックエンジンを分解してみる。

こんな感じ ↓ ↓ ↓

【タナカ】ルガーP08を元気にする方法【其の三】

リターンスプリングの位置以外は、フツーのガバ系マグナと細部はともかく、たぶんRタイプです。
(WAの細かい違いはよくわからないんです・・・(ー_ーゞ ダレカツッコンデ)

・・・でもなんか、違和感があるので、ピストンの寸法を測ってみました。↓ ↓ ↓

【タナカ】ルガーP08を元気にする方法【其の三】
( ↑ お絵かきはテキトー正確性に欠けます。フローティングバルブより後側のみ見て下さい。)

ピストンの気密可能範囲での移動距離(ストローク)が実質的なピストン容量かと思うので、
直径=12㎜ 有効全長=22㎜(ピストン自体は24㎜)
~だと思います。(←1ミリ以下は切り捨てたので、ちょっとアバウトな数値)

ただ、単純な蒸気機関にも似たこのエンジンは、よくある内燃機関(ガソリンエンジンとか)と違い、ピストンが動き出してからもガスを送り込む為に、その間閉塞しない(内燃機関は気筒を閉塞して燃焼⇒爆発⇒ピストンを動かす)ガスルートがあって、作動にはこの部分のスペースも関係してきます。

~で、マグナの歴史上は初期の部類に入るかと思うこのエンジンを、それ以後のものと比べるのも酷な話ですが、ハードキックと定評なSVインフィニティ(SCW以前)と比べてみました。 ↓ ↓ ↓

【タナカ】ルガーP08を元気にする方法【其の三】

ガバメント系とルガーP08では、機構上・デザイン上、スライド内のスペースに差があるので、
こんな比較はそもそも可哀相なんですが、<太く長い>のがお判りでしょうか?

★ボア(内径)とストローク(移動距離)そしてパワーへ
※ここらへん、考えながら書いてるので間違ってたらすいません。

とりあえず、可動重量と慣性の話は置いといて、

ブローバックパワーとは、<動かす力×動いた距離>

として、物理の授業でいうところの「仕事」とする。(←「理科」ってレベルだねw

ピストンは、圧力によって動かされることで仕事を得ます。ガスガンの場合は液状で低温下のガスが気化⇒体積増大することで圧力を得るので、ピストンの容量が増減しても<気化したガスの量>が変わらなければ、ブローバックパワー(仕事)は一緒。

① 仕事(出力)=力(トルク)×ストローク(距離)

ブローバック開始後、温度によって気化具合は変化するが、とりあえず一定とすると、
(ガス自体は気化し膨張し続けるので、シリンダーからの放出時の量)

② ピストン面積×ストローク(距離)=ピストン容量=気化量

~となって、ピストンを押す力は気化し膨張する際の圧力(以後「気圧」)によるので、

③ 力(トルク)=気圧×ピストンの面積

ということになる、トルク=押す力は気圧が等しければ面積に比例する。そして、
(ピストンの面積はマグナ方式が有利なトコですね)

④ 仕事=力×ストローク=気圧×ピストンの面積×ストローク

ということ・・・で良いハズ?

ピストンの面積×ストロークは②のピストン容量=気化量のことになるので、

⑤ ぶろーばっくぱわぁ~(仕事)=気圧×気化量

・・・つーことになる!・・・と思う。・・・たぶん合ってる。
④では、一見してピストン容量を増やしてもパワーが上がるようにも見えるが、問題はそこに溜め込まれるガスの量と気化状態のレベルなので、気圧が高ければ上がり、気化量が多ければ上がることになる。

【タナカ】ルガーP08を元気にする方法【其の三】 また、ピストンを可動させる際に最も力が必要なのは動いてない<最初の状態>であり、
 <力>はピストンの面積と気圧に直結することになる。

~ってことを考えて、
インフィニティのピストンを見てみると・・・

 ← こんな感じになってますですね、(^◇^ ;)

上の方のタナカP08のせまっくるしいガスルートとは・・・

リターンスプリングもピストン外側に出されていて、なんだかスッキリしてるし形状も違う。
もちろんピストン自体の大きさも違う。(時代が違うので比べるのはアレですが)


でもでも、( ̄~ ̄;)

【タナカ】ルガーP08を元気にする方法【其の三】

ピストンやブリーチを作り変えるのはちょっとどころか結構厳しい・・・
しかも、P08にはスペース的な余裕が無いのでコレでもギリギリ目一杯。

~というわけで!ヽ( ´ ▽ ` )ノ

ここをズバッと!切ってみました!!(`◇´)ゞ

【タナカ】ルガーP08を元気にする方法【其の三】

つらつらと~ながながとぉ~~ココに至る思考を書いてきましたが・・・

なんとな~く理由は解りましたでしょうか~ヽ(´∞`)ノ ?

もう引き返せないところまで進んでますが、ダメ出しをお待ちしております~~

では~次回はガス放出量とタイミングなぞ~~(/_・、)/~~




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Posted by KKDD  at 20:45 │Comments(6)ルガーP08 8in HW

COMMENT
え~、こんばんわ。 お久しぶりでございます。
このルガーブルバレルめっちゃかっこいい!つか、欲しいんですけど。
これ、作ってもらえませんか? なんか、リターンスプリングとかのメカはぜんぜん分かんないんですけど、この金ブルバレルは激かっこいいですね。
スゲ~!   お邪魔いたしました m(__)m
Posted by 偽レーサーT at 2008年07月06日 21:25
ところで、大藪春彦。 若い頃、全部読破しました。
Posted by 偽レーサーT at 2008年07月06日 21:27
なるなる、
そうきましたか~!

アルミ製で金属なので、「切る」とは思いつきません
でした。いっその事、このアルミのバルブガイドを
全て取ってしまって、ローディングノズルに直接
細いピンを打って、ローディングノズルスプリングと
フローティングバルブの固定をしてみたら、
どんな感じでしょうかね?
Posted by 子連れ狼 at 2008年07月07日 07:44
偽レーサーTさん

>この金ブルバレルは激かっこいいですね。
お!良かった~!お仲間発見w p( ´∇` )q
ねぇ、ブルバレルなP08=ターゲットカスタムモデル
もカッコイイと思うんですw

さて、何でこのバレル作ったら良かべか?
Posted by 虚空弾道虚空弾道 at 2008年07月08日 08:40
偽レーサーTさん

>ところで、大藪春彦。 若い頃、全部読破しました。

おお!素晴らしい!!(私は全部読んだのかなあ~?)
「凶銃」は映画も見ましたが、“巨人”阿部ちゃんが持つとマリーネも普通の大きさに見えますねw
Posted by 虚空弾道虚空弾道 at 2008年07月08日 08:47
子連れ狼さん

ほ~ほ~ほ~~ヽ(´∞`)ノ
限界まで広がりますな~~♪

それなら、BB弾が装填されてる状況で、通常の製品よりもブローバック側に多くのガスを回しておけそうですかね~
回り過ぎだったら、抜いたパイプでパーツ作れるしw
ピンの位置でバルブSPのテンションも変えられそう、

とりあえず、ノーマルと比較する為にも、
ローディングノズルの新品予備パーツないし、本体買ったらやってみますね~(`◇´)ゞ
Posted by 虚空弾道虚空弾道 at 2008年07月08日 09:06
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